新入生の皆さんへ その2 講義をサボらない
今日は、「ちゃんと講義に出席しよう」というテーマで書きます。
やる気に燃えている新入生の方にとっては「何だそんなの当たり前じゃん」と思うかもしれません。
しかし、僕も大学入学当時はやる気に燃えている新入生でした。
(自分で言うなよ…)
でも、そういう人でも大学をサボるおそれがあるんです。
夢を壊すようで申し訳ありませんが、以下のことを頭に入れておいてください。
大学の講義のほとんどはメチャクチャつまらない。
高校でいちばんつまらない講義のさらに10倍ぐらいつまらないです。
これは自分が大学を卒業した今でも思います。
中には教え方が上手で面白い講義もありますが、それはほんのわずかです。
だから、やる気のある人でも大学のつまらない講義に幻滅してしまう可能性があります。
そして、ゴールデンウィーク明けぐらいに、「大学って思ったより楽しくないなあ」と感じ始め、大学をサボり始めてしまいます。
僕もそれで大学をサボり始め、大学に足が遠のきました。
でも、僕が声を大にして言いたいのは以下のことです。
つまらなくても大学の講義をサボってはいけない。
マスコミはよく「日本の大学は入るのが難しいが、出るのは簡単だ」、「日本の大学はレジャーランド化している」と言います。
しかし、それを真に受けるのはやめましょう。
もしそれが本当なら、僕は2年間も留年していません。
大学を卒業するには、それなりに努力する必要があります。
試験でちゃんと点数が取れないと単位はもらえません。
それに、単位が足りないと進級させてくれません。
僕は大学の講義を一時期サボりましたが、やっぱりサボったらサボった分を補わないといけなくなります。
講義に出ていた友達にノートをコピーさせてもらったりする必要があります。
それを読んだり、ノートに書き写したりしながら自分で理解する必要が出てきます。
また、理系科目はただコピーしたものを読んでもなかなか分からないことが多いです。
そんなことをするぐらいなら、ちゃんと講義に出たほうがいいと思います。
「つまらなくても講義に出る」というだけでも、単位を落とす確率はかなり下がります。
でも、やっぱり大学の講義はつまらないのでサボりたくなります。
そこで、僕は講義のつまらなさに対抗するため、自分の手帳の中に出席簿を作りました。
簡単に言うと、講義に出席したらこの出席簿に○をつけるスタイルです。
大学によって違いますが、大学の講義は半期で15~16回で終わります。
それで、講義に出席するたびにこの出席簿に○が増えていきます。
○が増えていくのを見ると、「もっと○を貯めたい」と思い、出席する意欲が沸いてきます。
そうすると、「あと1回で半分以上出席できるな」とか「あと3回で終わりだ」というのが自分で把握できます。
だから、つまらない講義も終わりが見えてきて、少しは頑張る気持ちが出てきます。
よかったら取り入れてみてください。
もしかしたら、この記事を読んで「なーんだ、大学の講義ってつまらないのか」とガッカリしたかもしれません。
でも、あなたのやる気は決して無駄にはなりません。
なぜなら、大学の講義はつまらなくても、勉強することはとても面白いからです。
その面白さは高校の学習内容とは比べ物になりません。
僕も、電子回路の講義はつまらなかったですが、自分で勉強してみてようやく面白さに気づきました。
今でも、僕は電子回路を勉強しています。
だから、最初は講義がつまらなくても食らいついて勉強してみてください。
そうしていくうちに、だんだんとその科目の面白さが分かってきます。
あ~考えてみれば、こうして後輩に向けた文章を書くのって慣れてないです。
あまり説教くさくならないように気をつけます。
ちなみに、このような「新入生の皆さんへ」シリーズは次回で最後にします。
次回は、もっと具体的な勉強方法について書きます。
お楽しみに。