方針を変えます
前回、僕は「8月いっぱいはAnalog 2.0を作る」と言いました。
ところが、最近その製作が行き詰まってきました。
どうにもうまくいかなくて、数日へこんでいました。
それで、庄内川の堤防をサイクリングしながら、今後のことを考えました。
いろいろ方針を変えることにしました。
今日はそれについて書きます。
①簡単な電子楽器のキットを組み立てる
Analog2.0の製作が行き詰まってきて、どうにも元気が出ません。
そこで、ちょっとした気分転換のために、簡単な電子楽器のキットを組み立てることにしました。
そのキットは「Chip Trick」というものです。
実は、去年のアナログシンセビルダーズサミットでこのキットを購入しました。
ただ、購入したものの、そのまま放置していました。
そして、今になってようやくこの出番が来たようです。
Chip Trickの部品はこんな感じです。↓
すごくシンプルなのが分かると思います。
Analog2.0よりずっと簡単です。
やろうと思えば、1日で完成させられます。
でも、シンプルな割りに、けっこう面白いです。
実際にChip Trickを動かしている動画を載せます。↓
簡単に組み立てられるのに、けっこう迫力ある音が出ていますね。
あと、動画ではやっていませんが、これとは別のピコピコしたような音も出ます。
それもすごく楽しい音が出ます。
完成した暁には、その音を動画で発表してみようと思います。
まず、このChip Trickを作って、少し自信をつけてからAnalog2.0の製作に戻ろうと思います。
②Analog2.0の部品を揃える
Chip Trickを完成させた後は、Analog2.0の部品を一通り全部揃えます。
最近になって思ったのですが、シンセサイザーの製作でいちばん大変なのは「部品の仕入れ」じゃないかなあ。
半田付け、配線、動作チェックは部屋の中でできます。
ただ、この部品の仕入れだけは、わざわざ大須まで行かなければなりません。
仕事をしながらそれをやるのは、なかなか面倒くさいと感じていました。
そこで、今のような失業して働いていないうちに、Analog2.0の部品を揃えてしまおうというわけです。
部品の買出し以外は、働きながらでも十分にできていました。
なので、Analog2.0の部品を全部そろえたら、そこからはもう就職活動を始めようと考えています。
③仕組みを理解する
僕は今までシンセサイザーを完成させることだけを考えていました。
でも、最近になって「仕組みを理解したほうが応用が利くんじゃないかな」と思うようになりました。
実際、「達人と作る アナログシンセサイザー自作入門」にもAnalog2.0の各基板の仕組みが解説されています。
今までは製作の部分しか読んでいませんでしたが、これからは仕組みの部分も読んでいくことにしました。
僕は大学でいちおう電気電子系の学科を卒業したので、十分理解できます。
そして、近い将来、自分のシンセサイザーを作るときに生かしていこうと思います。
こんな感じで、目標に向かって一直線に突き進むのではなく、少し回り道をしていきます。
本当は夢に向かって真っ直ぐ突き進むのがいちばんかっこいいのかもしれませんが、僕にはそこまでできません。
僕はだいたい回り道をした方が何でも上手く行くことが多いので、今回もそうします。