Analog2.0のメカニズムの概略 VCA

こんにちは、シンセ職人見習いの留年玉子です。
仕事探しの方はGW明けに面接が始まって、どこかに決まると思います。

今日はVCAの概略を書きます。
(回路図を公開しますが、それはちゃんと設計者の許可をいただいています。)
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VCA

 音量を変化させます。
 入力信号の大きさを制御信号で変化させます。

 回路図は以下のとおりです。↓
 (画像をクリックすると拡大できます。)
b0204981_01452053.jpg


 VCAの大まかなブロック図は以下のとおりです。↓
b0204981_01480255.jpg

 図1のとおり、VCAは大まかに3つのブロックに分かれます。

  ①可変増幅器
  ②差動増幅器
  ③CV→電流変換回路

 それぞれのブロックについて簡単に説明します。
 
 ①可変増幅器
  ・トランジスタは電圧入力・電流出力の増幅器とみることができる。
  ・その増幅率はトランスコンダクタンスgmで表す。
  ・トランスコンダクタンスgmはコレクタ電流Icに比例する。

  そのためには、
  ・出力電流を電圧に変換する。
  ・制御電圧CVに比例した電流をコレクタ電流として流す。

  これらを実現した可変増幅器のモデルを図2に示します。↓
b0204981_02020522.jpg

  VCAの大雑把なブロック図としては図1の形です。
  ただ、Analog2.0ではCV漏れを相殺するために、可変増幅器を2つ組み合わせています。
  なので、より詳細なブロック図は図3のようになります。↓
b0204981_02074492.jpg


 ②差動増幅器
  入力信号の差分だけを増幅する回路。
  2つの可変増幅器のトランジスタからそれぞれ漏れてくるCVを相殺して、信号分だけを取り出す。

 ③CV→電流変換回路
  入力されたCVに比例した電流をIcとして流す。
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今回は内容が盛りだくさんでしたね。
音量なんてつまみを回せば変えられるように思うかもしれません。
今回のVCAはそれを制御信号で音量を変えることができるようになります。
これが地味なんですけどすごく大きな一歩です。
次回はVCOに入ります。
お楽しみに。



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トランスコンダクタンスなんて大学でやったかな?
仕事は回路以外のことをやっていたので、記憶が曖昧な所も正直あります。
この概略記事を書き終えたら、何かの形で電子回路を勉強し直してみるかもしれません
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by blueshine6096 | 2015-05-02 02:28 | シンセサイザー製作 | Trackback | Comments(0)

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