MIT Youtube講義 電子回路 第1講
今日はMIT(マサチューセッツ工科大学)のYoutube講義について書かせてください。
Analog2.0のVCOについて質問をしていて、その回答を待っている間にこちらの講義を聞いていました。
まあ、シンセサイザーを作りたいし、そのための電子回路の勉強を兼ねています。
いつかは要約記事を書きたいと思っていたので、今日書かせてください。
ただ、講義の内容をそのまま書くとけっこうな量になります。
なので、大雑把にどんな内容かを書くだけにします。
そして、興味が出てきましたら、教科書を読んで、動画を見ながら勉強してみてください。
この講義の教科書はこれを使っています。
そして、講義の資料はこちらです。
今回は電子回路第1講です。
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一括した素子の抽象化
電球は抵抗Rとして抽象化する。
運動方程式で物体の加速度を求めるとき、物体を質量を持った点として考える。
物体の形状、物体の温度などは考えない。
このとき、質量という必要な情報だけに着目する。
電球のフィラメントに流れる電流を求めるときも、それと同じ考え方を用いる。
フィラメントの温度、形、方向などは考えない。
ここでは、フィラメントの抵抗値Rだけに着目する。
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一括した事項の規則(回路素子として扱うときの制約)
回路の外側の磁界の変化が0:∂Φb/∂t = 0
回路の内側の電荷の変化が0:∂q/∂t = 0
マクスウェルの方程式から導いている。
この導出がけっこう面白いです。
講義では省略されているが、洋書の方には、
信号の時間尺度が電磁波の伝播遅延よりも遅い
というのもあります。
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他にも、キルヒホッフの法則にも少し触れています。
どちらが優れているとも言い切れませんが、日本と教え方がだいぶ違います。
たとえ分かりきっていても聞いてみると、かなり新鮮味があります。
あ~要約の記事を書くのって難しいなあ。
本当はもう少し細かく数式まで書こうと思ったのですが、挫折しました。
僕の能力不足です。
これぐらいで勘弁してください。
こんな感じで、Analog2.0を製作が止まってしまったときに、こういうYoutubeの講義のことを書こうと思います。