エンベロープジェネレータの製作 モジュールの動作確認 その1
こんにちは、半熟卵です。
今回はエンベロープジェネレータの動作確認を行います。
この動作確認では可変抵抗を回して制御信号の変化を見ます。
その際に、ツマミが付いていると状況を説明しやすくなります。
なので、前回はあんなにくどい説明をしたわけです。
エンベロープジェネレータには、Attack、Decay、Sustain、Releaseの4つの可変抵抗があります。
4つの可変抵抗を調整して、音を変化させます。
例えば、Attackを回して立ち上がりの時間を長くすれば、キーボードを押したときにゆっくりと大きくなる音になります。
また、Releaseを回して0になるまでの時間を短くすれば、キーボードを離した瞬間に音が消えるようになります。
他にも、Decayの時間を長くしたり、Sustainのレベルを変化させたりして音を変化させるわけです。
そんな感じで、エンベロープジェネレータを使うと、音の表現の幅が一気に広がります。
それでは、動作確認に入りましょう。
このツマミの付いたAnalog2.0に、
校正用Gate/CV発生器として、昔作ったMiniboardⅡを電源に接続します。
そして、アナログテスターを使って、針の振れ具合を見ながら制御信号の変化を見ます。
電源のスイッチを入れて、ツマミを以下のように設定します。
(Attack:最小、Decay:最小、Sustain:最大、Release:最小)
エンベロープジェネレータの出力にテスターを当てるのですが、パネルに付けたままだと当てにくいので、外してから当てることにします。
テスターのレンジは12Vよりも大きくします。
このテスターではレンジは50Vになります。
MiniboardⅡのキーを押し、ゲート信号を発生させます。
(キーはどれでもいいです。)
このときに8V程度まで電圧が上がれば良いみたいですが、
実際には6V程度でした。
これは誤差の範囲なのでしょうか?
もう少し先に進めて様子を見てみましょう。
次にSustainを中点に動かして、MiniboardⅡを押し、2~4Vまで上がるかどうかを見てみます。
すると、
これでは小さすぎて分かりません。
制御信号の電圧を見やすくするため、レンジを50Vから10Vに変えて見ましょう。
見た感じ、0.4Vといったところです。
2~4V上がるところを0.4Vしか上がらないのはさすがにおかしいです。
いったい何が原因なのでしょうか!!?
長くなりそうなので、いったんここで切ります。