Preface -Overview[改訂版]
今日も電子回路の洋書の感想を書きたいと思います。
今回はPrefaceのOverview(概要)に入っていきます。
(こちらで全体の目次を確認できます。)
Overview(概要)では「各章に何が書いてあるのか」を簡単に知ることができます。
それでは、下に感想を書いていきます。
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この目次に書いてある大半のことは一通り大学で勉強しました。
(とはいってもかなり浅い知識しかついていませんが…)
ただ、大学の講義と大きく違うのはアプローチの仕方です。
Overviewに書いてあるように、「一括した回路の抽象化」、「デジタルの抽象化」、「アナログの抽象化」…といったものを使うようです。
これらを使えば、現実の難しい回路を簡略化して解析できるようになるようです。
大学の講義を聞いてて悲しかったのは、講義を聞いてもほとんど実践につながらなかったことです。
この本は「理論と実践をバランスよく書いてある」そうなので、ひとまずこの本を信じてやってみましょう。
ところで、この本ではキルヒホッフの電圧則と電流則が、それぞれKVL、KCLと書かれていました。
初めてみたときは何のことだかよく分かりませんでした。
KVL回路とKCL回路というのがあるのかと思いましたが、そんな回路聞いたことがありません。
ネットで調べてようやく分かりました。
KVL(Kirchoff's Voltage Law) : キルヒホッフの電圧則
KCL(Kirchoff's Current Law) : キルヒホッフの電流則
まだ、電子回路の洋書を読み始めたばかりなので、英語での表現に慣れていません。
なので、しばらく誤解していました。
あと、大学で習っていないのは9章の「高速設計」です。
これはたぶん「高周波における設計」のことだと思います。
周波数が高くなると、今までの回路設計と勝手が違ってくるようです。
ところで、この本は16章にも渡る大長編です。
日本語の本でもこんなに分厚いものは読んだことがありません。
なので、いきなり「全部読みきってやるぜ!!!」と張り切りすぎると絶対挫折すると思います。
なので、これを1冊の本とは思わず、1章ごとに区切って16冊の本だと思って読みたいと思います。
1章ごとに区切れば、50~60ページ、多くても100ページぐらいになります。
これぐらいなら何とか読めそうな気がします。
だから、現在の目標は「第1章を読みきること」にしたいと思います。
次回は、Course Organization(コースの構成)に入ります。
ここを終えれば、ようやく第1章の内容に入れます。
早く1.2節を終えて、新しい部分を読みたいです。