Analog2.0のメカニズムの概略 全体
約束どおり、今日からAnalog2.0のメカニズムの概略を書きたいと思います。
(回路図を公開しますが、それはちゃんと設計者の許可をいただいています。)
せっかく自分で勉強したので、それをブログに書きたくなりました。
もちろん、全てを完璧に理解しているわけではありません。
なので、説明に厳密さがないところもあることをご了承ください。
また、MiniboardⅡについては本にあまり詳しく載っていなかったので割愛させていただきます。
今日はAnalog2.0の全体についてざっと書いていきます。
Analog2.0はGateとCVの2つの信号を使っています。
Gate:鍵盤を押した情報
CV :鍵盤の高さの情報
そして、Analog2.0はいろんなモジュールがあって、それぞれ役割があります。
電源
コンセントから使う電圧に含まれているノイズを除去する。
ライフラインケーブル
電源から各モジュールへ電力、Gate、CVを送る。
ノイズジェネレータ&ミキサ
ノイズで雑音を発生させる。
ミキサで雑音と音信号を合成する。
VCA
音量を変える。
(入力信号の大きさを制御信号で変化させる。)
VCO
音階を作る。
(高さのある音信号を発生する。)
エンベロープジェネレータ
音に変化をつける。
(制御信号を発生する。)
LFO
より生き生きした音色にする。
(低周波の制御信号を出力する。)
VCF
音色に変化をつける。
(入力された音信号にフィルタをかける。)
そして、Analog2.0全体のブロック図は以下のようになります。↓
(画像をクリックすると拡大できます。)
いきなりこれを見せられてもピンとこないかもしれません。
そこで、各モジュールごとに何が入力されて、何が出力されるかを表にまとめてみました。↓
上のブロック図と表から分かるように、モジュールたちがライフラインケーブルを介して、様々な信号をゴチャゴチャとやりとりしています。
そして、モジュールたち全員が協力し合って、Analog2.0という1つのシンセサイザーが完成するというわけです。
次回は、各モジュールの中身に入ろうと思います。
お楽しみに。