Analog2.0のメカニズムの概略 VCO

こんにちは、シンセ職人見習いの留年玉子です。
ここ最近、ほぼ毎日Analog2.0の概略記事を書いています。
本当に非常に勉強になっています。
もしかしたら、記事を書いている僕自身がいちばん勉強になっているのかもしれません。

今日はVCOの概略を書きます。
(回路図を公開しますが、それはちゃんと設計者の許可をいただいています。)
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VCO

 音階を作ります。
 高さのある音信号を発生します。

 回路図は以下のとおりです。↓
 (画像をクリックすると拡大できます。)
b0204981_01580801.jpg


 VCOのブロック図は以下のとおりです。↓
b0204981_02000241.jpg

 ブロック図のとおり、VCOは以下の4つのブロックに分かれます。

  ①CV→電流変換回路
  ②基本発振器
  ③ノコギリ波→パルス波変換回路
  ④ノコギリ波→三角波変換回路

 それぞれのブロックについて簡単に説明します。

 ①CV→電流変換回路
  ピッチ用の制御電圧を入力し、制御電流に変換する。
  アンチログ回路が制御電圧を入力とし、入力電圧の指数関数にあたる制御電流を出力する。

  音は1オクターブ上がるごとに周波数が2倍になる性質を持つ。
  それに対応して、制御電圧が1V上がるごとに制御電流が2倍になる指数関数の関係にする
  必要がある。
  そのためにアンチログ回路を使う。

  アンチログ回路は温度に左右されるので、以下のような温度補償が必要になる。
   ・特性の揃ったトランジスタをペアで使う。
   ・温度補償抵抗を使う。

 ②基本発振器
  CV→電流変換回路から得られた制御電流からノコギリ波を発生する。
  そのために、コンデンサを使う。

 ③ノコギリ波→パルス波変換回路
  基本発振器からのノコギリ波をコンパレータを使ってパルス波に変換する。

 ④ノコギリ波→三角波変換回路
  基本発振器からのノコギリ波を、エミッタ接地回路の活性領域と飽和領域を巧妙に使って、
  三角波に変換する。
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アンチログ回路が出てくるあたりがちょっと複雑で難しいですね。
製作はこのVCOで止まっているので、何とか乗り越えたいです。
次回はエンベロープジェネレータに入ります。
お楽しみに。
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  by blueshine6096 | 2015-05-03 02:29 | シンセサイザー製作 | Trackback | Comments(0)

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