VCOの製作 不具合の原因 トランジスタのB-E間の電圧 その2
以前、Analog2.0のVCOの不具合を調べるため、トランジスタのB-E間の電圧Vbeを測定しました。
しかし、後になって別の方法で調べてみました。
以前の記事では電源を入れた状態でトランジスタQ1~Q5のVbeを測定していました。
でも、後になってテスターのダイオードテストのモードが使えることに気が付きました。
今回は電源を入れない状態でダイオードテストモードでVbeを測定しました。
この2つのICピンを使って、
こんな感じでトランジスタのベース、エミッタの引っ掛けて測定しました。
VCOのトランジスタはQ1~Q5の5つあり、Vbeは以下のとおりでした。
Q1:0.067V
Q2:0.657V
Q3:0.651V
Q4:0.651V
Q5:0.659V
Vbeは約0.6Vになっていれば大丈夫です。
あまりにも0.6Vからかけ離れていたら、そのトランジスタ周辺に問題があるようです。
Q2~Q5は大丈夫そうですね。
Q1に問題がありそうです。
ためしに、Q1を基板から外してVbe調べてみました。
もしかしたら、Q1自体に問題があるかもしれないからです。
その状態で調べてみた結果、こうなりました。
Q1:0.657V
約0.6Vなので、Q1自体には問題なさそうです。
なので、問題があるとすればQ1周辺じゃないかなと踏んでいます。
Q1周辺が半田付け不良なのか、それとも抵抗値が違っているのか…
もう少し調べてみましょう。
あ~あと少しで不具合の原因が見つかりそうな気がする。
それがなかなか見つからない。
もしそれが見つかったら、あとはトントン拍子に完成まで突き進むと思います。
もう少しもがいてみます。
お楽しみに。